トリガー式 vs ジョイスティック式。操作フィーリングは根本的に異なります。

TD023DとWH3DAの最大の違いは操作スイッチです。 TD023Dは従来のペンインパクトと同じトリガー式を採用し、引き量で回転数をコントロールします。 WH3DAはスイッチを倒す角度で回転数を制御するジョイスティック式です。 どちらが優れているという話ではなく、操作の性質がまったく違います。

マキタ TD023D トリガースイッチ
makitaTD023D ── 左右両側面トリガースイッチ
HiKOKI WH3DA ジョイスティックスイッチ
HiKOKIWH3DA ── ジョイスティックスイッチ(左側)
MAKITA / TD023D
トリガー式:左右両側面スイッチ

右手でも左手でも同じ位置にスイッチがある。従来のペンインパクトと同じ操作感で、慣れが不要。 トリガーの引き量に対するレスポンスが直線的で、感覚的に使える。

HiKOKI / WH3DA
ジョイスティック式:左側のみ

倒す角度が浅ければゆっくり、深ければ速く回る。微速域のコントロールがトリガー式より精密。 ただしスイッチは左側のみで、左利きの人には自然な操作ができない。

操作の習熟コストを最小化したいならTD023D。微速域のコントロール性能を重視するならWH3DA。スイッチの好みがそのまま購入の決定打になる可能性が高い製品です。

7.2V / 1.5Ah vs 3.6V / 5.0Ah T-PWR。電圧は違えどトルクは同じ25N·m。差が出るのは作業量です。

TD023Dは7.2V / 1.5AhのBL0715(エネルギー容量10.8Wh)を採用。WH3DAは3.6V / 5.0AhのBCL350T(エネルギー容量18Wh・T-PWR タブレスセル技術)を搭載しています。 電圧はTD023Dが倍ですが、エネルギー容量ではWH3DAが約1.7倍。最大トルクはどちらも25N·mで同一です。

作業量の公表値はTD023Dが約320本(木ネジ φ3.1×25mm)、WH3DAが約200本(なげしビス φ3.8×32mm・ラワン材・下穴なし)です。 計測条件が異なるため単純比較はできませんが、どちらもペンインパクトとしては実用的な作業量を確保しています。

MAKITA / TD023D
7.2V BL0715 × 約30分充電

バッテリー2本付属(DSHXセット)で交互使用が前提。充電時間は約30分と短い。 マキタ7.2Vプラットフォームとバッテリーを共有可能。

HiKOKI / WH3DA
3.6V BCL350T × 約38分充電

T-PWR(タブレスセル技術)で従来品比最大出力約2.5倍。大容量5.0Ahを搭載。 バッテリー2本付属(2JSセット)。なお従来のEBM315は使用不可。

⚠️ 作業量の計測条件が各社異なります(TD023D:木ネジφ3.1×25mm、WH3DA:なげしビスφ3.8×32mm)。同一条件での比較データは公表されていません。

左利き対応・スローモード・ケース・カラー展開。スペック表に出ない部分で差がつきます。

TD023Dは左右両側面にスイッチを配置しており、右手でも左手でも同じ操作感で使えます。 WH3DAのジョイスティックスイッチは左側のみです。右利きの人は親指で自然に操作できますが、左利きの人は操作位置が合いません。

WH3DAにはTD023Dにない3段階スローモード(600/1,000/1,300min⁻¹)が搭載されています。 細径ねじの締付け、割れやすい材質、装飾材の固定など、「ゆっくり入れたい」場面で回転数の上限を物理的に制限できる機能です。 TD023Dにはこの機能がないため、微速域の制御はトリガーの引き量に依存します。

マキタ TD023D 専用ケース
makitaTD023DSHX付属の専用プラスチックケース。バッテリーや充電器をまとめて収納可能。WH3DAには専用ケースの設定がない。

収納面では、TD023DのDSHXセットに専用プラスチックケースが付属します。ビットを装着したまま収納でき、バッテリーや充電器もまとめて入ります。 WH3DAには専用ケースの設定がなく、収納は別途用意する必要があります。

カラー展開はTD023Dが青・黒・オリーブの定番3色に加え、限定色のオーセンティックパープルとオーセンティックレッドを含む全5色。 WH3DAはグリーン1色のみです。道具の色にこだわる人にとっては、TD023Dの選択肢の広さは魅力です。

WH3DAの強み:スローモード、ジョイスティック操作、セット価格。TD023Dの強み:左利き対応、専用ケース、5色展開、コンパクトさ。どちらが「良い」ではなく、何を重視するかで選ぶべき製品です。

どっちを選ぶべきか。用途と優先事項で答えは変わります。

2026年2月に発売されたマキタ TD023DとHiKOKI WH3DA。最大トルク25N·m、2WAYデザイン、ワンタッチビット装着と、基本スペックの共通項は多い製品です。 差が出るのは操作系(トリガー vs ジョイスティック)、速度制御(無段変速のみ vs 3段階スローモード)、そして利き手対応・ケース・カラー展開といった使い勝手の部分です。

マキタ TD023D
を選ぶべき人
左利き、または両手で持ち替えて使う
従来のトリガー操作に慣れている
マキタ7.2Vバッテリーを持っている
専用ケースでまとめて管理したい
工具の色を選びたい
HiKOKI WH3DA
を選ぶべき人
細径ねじの締付けが多い
スローモードで速度上限を制限したい
ジョイスティック操作に魅力を感じる
新しい操作系を試してみたい
セット価格を抑えたい

どちらも2026年時点のペンインパクトとして高い完成度を持つ製品です。 「何に使うか」「どんな手で持つか」「何のバッテリーを持っているか」──この3つの問いに対する答えで、選ぶべき1台は決まります。


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