「これ、本当に23ccクラスのチェンソーですか」と思わず言ってしまうレベルの軽さです。

トップハンドルチェンソーは、ひとつ前のモデルMUC254Dを使ったことがあります。 MUC258Dを店頭で手に取った瞬間、まず感じたのは質量の軽さです。 カタログスペックの2.8kgという数字は知っていましたが、実際に持つと「この大きさでこの重さか」という驚きがありました。

MUC258D 全体像
店頭の実機を持たせてもらいました。
マキタ MUC258D 取り回し
手元に重心があり、縦横どの向きでも安定した取り回しができます。
店頭で感じたこと / 軽さについて
「23ccクラスのエンジン式チェンソーと比べると、この差は体の負担に直結する」

枝打ち作業のようなトップハンドルチェンソーの典型的な使い方では、 腕を伸ばした状態で工具を保持し続ける場面が多くなります。 数十グラムの差が、1日の作業終わりに感じる疲労として積み重なります。 23ccクラスで2.8kgというのは、この用途で使う工具として強力な優位点です。

店頭で感じたこと / スイッチとバランスについて
「スイッチが押しやすくなっている。バランスも絶妙で、縦横どの向きでも安定している」

MUC254Dと比べてスイッチの操作感が改善されています。 グローブをしたままでも押しやすいクリック感で、オン・オフのたびに確実に操作できる安心感があります。 また、手元とバッテリの距離が近い最適バランス設計により、縦向き・横向きの切り返し時のストレスが軽減されています。 実際に持ちながら向きを変えてみると、重心が手元付近にあるため取り回しが軽快です。

エンジン式同等の加速性能と、過負荷時でもトリガを引いたまま再起動できる「リトリガ不要」が実用的です。

FEATURE / エンジン式同等の加速性能
「トリガオンから素早く全速回転。細かい枝払い作業のオン・オフ繰り返しが軽快になる」

MUC258Dはアウタロータハイパワーブラシレスモータを搭載し、 スイッチオンから最高速度に達するまでの時間がエンジン式同等の加速性能を実現しています。 枝払いのような短いオン・オフを繰り返す作業では、この立ち上がりの速さが作業リズムに直結します。

FEATURE / リトリガ不要の素早い再起動
「過負荷でロックしても、負荷を取り除けばトリガを引いたまま作業を再開できる」

硬い木や節に当たって過負荷でロック状態になったとき、 通常はトリガを一度離してから引き直す必要があります。 MUC258Dは負荷を取り除くだけでそのまま再起動できるため、 一連の作業の流れを止めずに続けられます。

FEATURE / 新型スイッチ採用
「グローブをしたままでも操作しやすく、お知らせランプで製品状態も把握できる」

新型スイッチは明瞭なクリック感を持ち、グローブ装着時でも操作しやすい設計です。 お知らせランプはチェーンブレーキ作動・過負荷時(緑点滅)、バッテリ残容量少・高温(赤点滅)、 本機発熱保護(赤点灯)と状態を色で区別して知らせます。

薄刃80TXL仕様はゲージ厚1.1mm・ピッチ0.325″で切断抵抗を大幅低減し、竹の切断にも対応しています。25AP仕様はゲージ厚1.3mm・ピッチ1/4″で刃数が多く、軽い滑らかな切れ味が特徴です。

本体のみで6種類、さらにセットモデルがあります。チェーン刃の仕様とガイドバー長さで選びます。

MUC258Dはモータ部とチェンソーバーセット(チェーン刃・ガイドバー・チェーンカバー)が 別々の構成になっていて、組み合わせによって6種類のモデルNo.があります。 まず「チェーン刃の仕様」と「ガイドバーの長さ」を決めることが選択の第一歩です。

モデルNo. チェーン仕様 ガイドバー長さ 標準小売価格(税別)
MUC258DZR1 80TXL スプロケットノーズ 200mm 49,500円
MUC258DZR2 80TXL スプロケットノーズ 250mm 51,800円
MUC258DZR3 80TXL カービング 200mm 54,100円
MUC258DZR4 80TXL カービング 250mm 56,400円
MUC258DZR5 25AP スプロケットノーズ 200mm 49,500円
MUC258DZR6 25AP スプロケットノーズ 250mm 51,800円

バッテリ・充電器付きのセットモデルMUC258DRGはガイドバー250mm(薄刃80TXL仕様)で87,000円(税別)です。

⚠️ 本体のみの赤(MUC258DZR)と赤(MUC258DZCR)の2種類があります。なお、セットモデルのMUC258DRGは青いボディですが、本体のみで青を選ぶことはできません。青にこだわる場合はセットモデル一択になります。

本体のみに青色がないこと、6種類のモデルバリアントは慣れていない方には複雑に感じます。

マキタのチェンソーといえばオレンジのイメージが強いですが、 MUC258Dのセットモデル(MUC258DRG)は青いボディです。 しかし本体のみモデルは全て赤。青のボディが欲しければセットモデルの購入が必須になります。 バッテリーを既に持っている方には、この点が選択の制約になります。

また、本体のみで6種類というバリアントの多さは、初めて購入する方には複雑に感じることがあります。 「80TXLと25APの違いは何か」「カービングバーとスプロケットノーズバーの違いは何か」を 事前に把握してから選ぶ必要があるため、購入前に用途を整理しておくことをおすすめします。

枝打ちなど細かい作業が多い場合はカービングバー、一般的な伐採・切断作業にはスプロケットノーズバーが向いています。80TXLは薄刃で切断抵抗が少なく、竹にも使える万能仕様。25APは滑らかな切れ味です。

トップハンドルチェンソーを探しているなら、MUC258Dはまず候補に入れてほしい一台です。

23ccクラスで2.8kgという軽さ、エンジン式同等の加速性能、 過負荷時のリトリガ不要再起動、改善されたスイッチ操作感。 どれも枝打ちや伐採作業の実用性に直結する改善点です。 前モデルMUC254Dと比べてバランスと操作性が明確に向上していると感じました。

既に18Vバッテリーを持っている方は本体のみモデルで49,500円〜導入できます。 セットモデルのMUC258DRGは87,000円(税別)で青いボディのみの設定です。

\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場
\商品券4%還元!/
Yahooショッピング
REVIEW RATING
マキタ 充電式チェンソー トップハンドル MUC258D 総合評価
★★★★
4.5 / 5.0
23ccクラスで2.8kgの軽さは店頭で持った瞬間に体感できるレベルの差がある。エンジン式同等の加速性能、過負荷時のリトリガ不要再起動、改善されたスイッチ操作感と最適バランス設計はどれも実作業での完成度が高い。減点はセットモデルの青いボディが本体のみでは選べないことと、6種類のバリアントによる選びにくさ。それを差し引いても18Vトップハンドルチェンソーとして現状最高クラスの一台です。