締付けトルク2,850N·m。
エア式インパクトを充電式に置き換える時代が来た。
マキタ TW009GZK / TW010GZK ── エアレス化を進める工場・現場に向けた40Vmaxの最大トルクモデルを紹介します。
工場のエアーレス化が進む中で、充電式インパクトレンチの選択肢として本気で検討できるモデルが出てきた。
ユタニ・TONEといったメーカーのエアインパクトレンチは、M33やM36クラスの高力ボルトの締付け・緩めで長く使われてきた工具です。 しかしコンプレッサーの管理コスト、エアホースの取り回し、工場内の配管設備など、 エア式には環境整備のコストが常につきまといます。
エアレス化を進める工場が増えてきた背景には、充電式工具のトルク性能が「もうエア式に引けを取らないレベル」まで上がってきたことがあります。 TW009GZK / TW010GZKは、最大締付けトルク2,850N·m・最大緩めトルク4,000N·mという数値でその代替候補として挙げられます。
エア式はコンプレッサーの圧力変動でトルクが安定しないことがあります。 充電式はバッテリー残量が十分であれば一定のトルクが出続けます。 また配管から遠い場所でも取り回しが自由で、ホースによる作業制限がなくなります。
締付けるボルトのサイズや用途に合わせて打撃力を4段階で切り替えられます。
M27〜M45の普通ボルトから、M20〜M33の高力ボルトまで対応する幅広い締付け能力を活かすには、 用途に応じた打撃力の選択が重要です。TW009G / TW010Gは打撃力を4段階で切り替えられます。
| モード | 回転数 | 打撃数 |
|---|---|---|
| 1(弱) | 0〜600 min⁻¹ | 0〜1,200 min⁻¹ |
| 2(中) | 0〜700 min⁻¹ | 0〜1,300 min⁻¹ |
| 3(強) | 0〜850 min⁻¹ | 0〜1,500 min⁻¹ |
| 4(最速) | 0〜1,200 min⁻¹ | 0〜1,750 min⁻¹ |
正逆転オートストップモードは、打撃開始後(正転時)または打撃終了後(逆転時)に自動で回転を止める機能です。 設定した段階(1〜3)によって停止タイミングが変わり、ナットの脱落を防ぎます。 ライン作業や大量のボルト緩め作業では、この機能が安全性と作業効率に貢献します。
リング発光LED・ハンドル位置調整・Cスプリング式ソケット保持。現場を想定した細かい設計が随所に。
11〜12kgという重量と、ソケット別売という点は事前に把握しておく必要があります。
TW009GZKで11.3kg、TW010GZKで12.3kg(いずれもバッテリ含む)という重量は、 エア式の同等クラスの工具と比べても決して軽くありません。 長時間の手持ち作業では疲労が蓄積するため、吊り下げ機構の活用や作業ローテーションの検討が必要です。
バッテリーと充電器は別売りです。40VmaxのXGTバッテリーをすでに持っている場合はコストを抑えられますが、 新規導入の場合はパワーソースキットXGT3(BL4050F×2本・DC40RA・マックパックタイプ2・97,200円)との セット導入が現実的な選択肢です。
エアインパクトの置き換えを検討している工場・整備現場に、TW009GZKは本命候補として挙げられます。
締付けトルク2,850N·m・緩めトルク4,000N·mという数値は、ユタニやTONEのエアインパクトレンチが担ってきた M33〜M36クラスの高力ボルト締付け領域に対応します。 エアレス化によってコンプレッサー設備・エアホース管理からの解放、 工場内レイアウトの自由度向上が期待できます。



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